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完全予約制の美容室、初めての方が知っておきたい流れ

初めて完全予約制の美容室を訪ねる方に向けて、予約時に伝えていただきたいこと、当日の到着から施術までの流れ、キャンセル連絡の目安を、香草カラーに時間がかかる背景とあわせて書いています。

店主 小野澤 祥子

完全予約制にしている理由

「今日、空いてますか」とお電話をいただくことがあります。ふらりと立ち寄りたい気持ちは、わたしにもよく分かります。ただ、うちの店は完全予約制にしていて、当日の枠が空いていないことがほとんどです。

理由はいくつかあります。ひとつは、香草カラーやヘナ、藍染は放置の時間が長く、おひとりのお客様にじっくり時間を使うためです。一時間ほどで終わる白髪染めではなく、二時間から三時間かけて、ハーブを頭皮になじませていく染めかたです。

もうひとつは、白髪や頭皮のお悩みを、ゆっくり伺いたいからです。「実は最近、生え際がしみるようになって」というお話は、他のお客様が横にいらっしゃると、なかなか口に出しづらいものだと感じます。おひとりずつ向き合える時間がほしくて、ご案内できる人数を絞っています。

1日2名までにしている背景

うちの店は、一日にご案内できるのが2名までです。少ないと思われるかもしれません。ただ、施術の合間に道具を片づけ、ハーブを新しく用意し、頭皮の状態を落ち着いて見る、そのすべてをゆったりとやるには、わたしにはこれくらいがちょうどよいのです。

予約時にお伝えいただくと助かること

初めていらっしゃる方には、お電話やメッセージのやり取りのなかで、いくつか伺うことがあります。答えづらいものは、無理にお答えいただかなくて構いません。

  • 今使っている白髪染めや、市販カラーの種類
  • 頭皮にしみたり、かゆみが出たことがあるか
  • 前回染めてから、どれくらい経っているか
  • アレルギーや、皮膚科でのご相談歴

とくにジアミンという成分でかぶれたことのある方は、予約の段階で教えていただけると助かります。ノンジアミンでの対応をご希望される場合も、あらかじめ伺っておくと、当日の段取りが変わってきます。気になることが皮膚のトラブルに近いようでしたら、皮膚科でのご相談も並行してお願いすることがあります。

服装についてもひとつ。首回りが詰まった服より、タオルを巻きやすい形のほうが安心して染められます。染料が万一飛んでも構わない服装でお越しいただけると嬉しいです。

当日の到着から施術までの流れ

ご予約時間の五分前ほどにいらしていただけると、お互いに落ち着いて始められます。青いドアを開けていただくと、玄関でスリッパにお履き替えいただきます。

椅子にお座りいただいたら、頭皮の状態を見ながら、お悩みを伺います。「前より生え際が薄く感じるんです」「染めた翌日にかゆみが残るんですよ」といったお話は、遠慮なさらず教えてください。そのうえで、香草カラーの配合を決めていきます。

染めが始まってからは、ハーブを塗布して、ラップで包み、時間をおきます。この間、雑誌を読まれる方も、うとうとされる方もいらっしゃいます。頭皮が温まってくると、じんわりと血のめぐりを感じる、と伺うことがあります。

流しの後、ドライまで含めて、初めての方は全体で三時間ほどをみておいてください。長いと感じられるかもしれませんが、終わったあとに頭の中がすうっとした、とおっしゃってくださる方が多いです。

キャンセルや変更の連絡について

体調のこと、ご家族のこと、思わぬ用事が入ることは、どなたにもあります。無理をして来ていただいて、途中で気分が悪くなるほうがつらいので、迷ったときは遠慮なくご連絡ください。

前日までのご連絡であれば、日程の振り替えがしやすいです。当日にどうしてもという場合も、まずはお電話をいただければ、次のご予約のご相談に切り替えます。

無断でお越しにならないと、その日空けていた時間に他の方をお迎えできず、わたしも少し寂しい気持ちになります。ひとことで構いませんので、お声がけいただけると嬉しいです。

初めてのご予約は、少し緊張される方が多いように感じます。電話口でも、メッセージでも構いません。気になることがあれば、その場でお尋ねくださいね。うちの店で過ごしていただく時間が、少しでもゆったりしたものになればと思っています。