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遠方から通う方の白髪染めペース、4〜6 週の目安

香草カラー・ヘナ・藍染で白髪染めを続けている方が遠方から通うときに悩みがちな次回予約の間隔を、色持ちや根元の伸び方、組み合わせやすいメニューの視点から 4〜6 週の目安として整理した読み物です。

店主 小野澤 祥子

遠方から通ってくださる方からよく伺うのが、「次はいつ頃予約を入れたらいいですか」というご質問です。地元の方なら「そろそろ根元が気になってきたので」と気軽に足を運べますが、車で片道 1 時間、あるいは新幹線を挟んで来てくださる方には、次の予定を早めに立てておきたい事情があるのだと思います。

わたしも、髪だけを見て「4 週で」「6 週で」と一律にお伝えするのはためらいがあります。白髪の伸び方も、色の抜け方も、その方の暮らしのリズムも一人ひとり違うからです。ここでは、遠方の方に多い相談を思い浮かべながら、うちの店で香草カラーやヘナを続けている方の予約のペースについて、わたしが普段お話ししていることを書いてみます。

ヘナ・香草カラーの色持ちと通うペース

ヘナや香草カラーは、化学染料だけで染めるカラーに比べて、根元と染めた部分の境目が急に浮き上がって見えにくい、と続けている方から伺うことがあります。真っ黒に一色で塗り込むのではなく、髪そのものの色に重ねていく染まり方なので、伸びてきた白髪も少し柔らかく見えるように感じます。

色の入り方が穏やかなぶん、退色もゆるやかです。ヘナで根元まで染めた場合、4 週目あたりから根元の白が細く見えはじめ、6 週目にかけて「そろそろかな」と思う方が多いように感じます。香草カラーは化学染料の力も借りているので、根元の主張はもう少し早く気になる方もいらっしゃいます。

わたしがお伝えするのは、4 週から 6 週の間に一度お手入れをするペースが、髪の負担と見た目のバランスを取りやすい、ということです。3 週おきに毎回染めると頭皮の休まる時間が短くなりますし、2 か月を越えると根元の伸びが目立って、次の1回で色を重ねる負担がかえって大きくなるように感じます。

遠方の方の予約の入れ方

アオイヘアーには、広島や山口市、福岡から来てくださる方がいらっしゃいます。片道の移動時間を考えると、「気になったら電話する」というやり方は組み立てにくいものです。ですので、施術のあとに次回のご希望日を一緒に決めておかれる方が多いです。

だいたい 5 週後を軸に、その週の中でご都合のいい曜日と時間を先に押さえておく、という流れになります。ずらしたいときは、直前でもご連絡をいただければ、できるかぎり調整します。完全予約制で 1 日にお迎えできる人数がかぎられているので、早めに枠を確保しておく方が結果的に楽なようです。

もう1つ、遠方の方に多いのが「今月来られなかったので、次はしっかり時間を取りたい」というご希望です。前回から間が空いた分、根元がしっかり伸びていたり、退色が進んでいたりすることがあるので、余裕をもって予約枠を取っておくと、当日ゆったりと過ごしていただけます。

一度に組み合わせるメニューの考え方

車を降りて、また車に戻るまでの時間がかぎられているとき、その日一日でどこまでお手入れをするか、という組み立ても大切になります。ヘナや藍染は、染料をなじませる置き時間そのものが長めなので、その時間を頭皮ケアやトリートメントに重ねてお使いいただくことが多いです。

たとえば、ヘナで白髪染めをしながら、待ち時間にアーユルヴェーダのオイルを頭皮に置いておく。染めのあとの流しに合わせて、頭皮のマッサージやスパを追加する。カットは前後の時間で組み込んでいく。こうすると、一度の来店で「染める」「頭皮を休める」「毛先を整える」の3つが同じ日に片づきます。

年に何度も足を運びづらい方には、次の予約までの日々のケアの話もしています。市販のシャンプーで頭皮がつらいと感じる方には、洗いすぎない選び方や乾かし方の小さなコツをお伝えするようにしています。次の予約までの数週間を穏やかに過ごしていただけるように、というつもりでご提案しています。

遠くから来てくださる方の時間には、きっと理由と工夫があります。わたしはその工夫の内側に、髪と頭皮のことをそっと重ねていきたいと思っています。次にいつ来ようかと迷ったときは、遠慮なくご相談ください。